KARASUの想い

KARASUの想い1
KARASUの想い2

造り手の顔が
見えるお酒

私が日本酒をテーマに店を始める事を決めたとき、
なぜ日本酒なのか?
を、よく自身に問いただしていました。

突然で恐縮ですが、少し私自身の話をさせてください。
私は独立前は飲食店、それもバーなどのお酒をメインに扱うお店でしか働いたことがありません。
お酒というものは、料理人が造る料理と違って、
基本的に誰か他の方が造ったプロダクトをそのまま提供する事が多いです。

カクテルなど、私が手を加えたお酒をお出しすることは今までもありましたが、
ウイスキーや、ワインなど、
人の造ったお酒をオススメするときの方が、なぜか自分を誇らしく思える事が多かったのです。

飲食店は
多くの生産者に支えられている

そこで得た不思議な感覚の正体。それは、飲食店の「前」に居る存在ではないかと気づきました。
料理であれば、例えば魚。
我々の「前」に魚屋が居て、魚屋の「前」に市場で売り買いをする仲卸が居て、
仲卸の「前」に競り人が居て、競り人の「前」に漁師さんが居る。

その全てがプライドを持って仕事をして、
沢山の思いが詰まった魚が届く。
美味しく届いたものを捌いて、美味しく食べてもらう。
我々飲食店の仕事は、そんなほんの一部分なのだと。

これはお酒にも全く同じことが言えて、
我々の前に酒屋さん、問屋さん、そしてお酒のメーカーさんがいる。
「前」の事をもっと知りたい、知ったことをもっとお客さんに届けたい。
そんな気持ちが少しずつ固まっていきました。

だから、日本

私個人は、20代の内は海外で造られたお酒を扱うことが多かったのですが
飲食店の「前」の方々から情熱やストーリーを聞いて、
それをお客さんに伝える仕事は日本のお酒の方がやりやすいはず。
そう思ってまずは歴史ある日本酒を勉強しようと思い立ち、
日本酒の店で働きながら学び始め、1年後には店を作っていました。笑

日本酒がスタートではありましたが、
日本で造られているお酒ならば同じ事が言えるはず。
そう思い日本ワインや、クラフトビール、クラフトジンなどを扱う業態を展開しています。

勿論、お酒に限らず食材もたくさんの生産者さんにお世話になっています。
弊社の店に来てくれるお客さんを、ハッピーな気分にさせてくれているモノの生産者さん達にも
できる限りハッピーになって欲しい。
まずは手と目の届く範囲から、少しずつこの連鎖を広げていきたい。

それが KARASU という店のささやかな願いです。